【三方良し〜編曲家としての理念〜】

昨日からスタートしている日本センチュリー交響楽団の文化庁公演。

 

 

今回は岐阜を中心に合計5校の学校さんを回ります。

 

 

僭越ながら、今回のクールの5校分の校歌の編曲を担当させて頂きました。

 

 

これは、僕が編曲する上で持っている理念によるものなのですが

 

 

「5曲とも全部同じようなアレンジにしても、聞く人は毎回違うんだから別にいいんじゃない?」

 

 

 

 

には絶対にしたくないのです。

 

 

 

 

僕の理念とは、近江商人の言葉「三方良し」。

 

 

本来この三方は「売り手」「買い手」「社会」を意味し、三方良しとは「売り手と買い手が幸せであり、社会が良い方向に向かう商売をする」という、いわゆるマインドセット(考え方)です。

参照元:https://nakaeshogo.com/sanpouyoshi/

 

 

これを僕は自分なりにアレンジし、理念として掲げています。

 

 

その三方は「編曲者」「お客さん(聴衆・依頼主)」そして「演奏者」です。

 

 

 

 

編曲のお仕事には100%依頼主がいて、100%聴く人がいるわけです。

 

 

まずはその依頼主の要望に可能な限り応える、時には上回るお仕事をすることが大切です。

 

 

どんなコンセプトで、どんな編成で、どんなお客さんに向けて、何を目的として、そしてなぜ自分に依頼を下さったか。

 

 

それに沿ってお仕事を進めていきます。

 

 

 

 

それから次に、聴衆。

 

 

どんな聴衆が、何を期待し、何のためにその演奏の場にいるのか。その聴衆にどんな気持ちの変化を味わって頂きたいのか。

 

 

これを想像しながらイメージを膨らませ、固めていきます。

 

 

 

 

そして大切なのが演奏者。

 

 

時折目にする、或いは演奏する編曲作品には、この「演奏者」に対する気遣いや、演奏者の充実感を満たすという項目が欠けているものがあります。

 

 

実は、書いた楽譜を実際に表現し、「音」として具現化するのは、当たり前ですが演奏者なわけです。

 

 

その演奏者のテンションややる気が上がった状態で演奏して頂くのと、そうでないのとは、演奏の結果に多大な影響を及ぼすと僕は思います。

 

 

特に、依頼主と演奏者が同一の場合はなおのこと重要度を増します。

 

 

もちろん皆さん舞台に乗られる方はどんな状況、どんな楽譜でも真剣に向かわれることと思いますが、それを大前提としてこの理念を持っています。

 

 

 

 

最後に、編曲者、つまり自分自身です。

 

 

これは先ほどの演奏者におけることと似ていますが、結論から言うと自分の納得がいっているのか、そうでないかの違いです。

 

 

これももちろん、編曲家として楽譜と向かい合う時にはどんなお仕事でも真剣に取り組むことを大前提としています。

 

 

また、書いた楽譜に妥協があると、そこがいつまでも引っかかってしまい、他のことに集中できなくなるので、妥協はしません。

 

 

それから、これは自惚れになってしまうかも知れませんが…

 

 

 

 

完成された作品を実際に聴いてみて、それを自分自身が心から好きだと思える。

 

 

そんな作品を作ることが大切であり、それを心掛けています。

 

 

 

 

時に、今までに僕の作品をお聴きになられた方がもしいらっしゃいましたら

 

 

遠慮なく感想をお伝え頂けますと心から嬉しいです。

 

 

要は、やはり自分で世に発信をしていながら、レスポンスが無いのは不安になったりもするわけです。

 

 

もちろん自分を信じて続けていくのは当たり前ですが、その中でたった1つでも良いから、何かご感想を頂けると

 

 

本当に励みになります。

 

 

「あぁ、自分は誰かの役に立てている」

 

 

「あぁ、自分は誰かに影響を及ぼすことができている」

 

 

その気持ちが、さらに良い作品を僕に作らせてくれます。

 

 

日本センチュリー交響楽団の演奏会や、SONORITEの演奏会に足を運んで下さった折にでも、僕を取っ捕まえて下さい。

 

 

こちらのブログのコメント欄や、facebook、twitter、InstagramなどのSNSのメッセージやコメントでも感想(もろちんご依頼も笑)受け付けております。

 

 

絶賛でも酷評でも構いません。忌憚のないご感想をお寄せ下さいね(o^^o)

 

 

〜本日の名言〜

「風は見えなくても風車は回っている。
音楽は見えなくても心に響いてくる、囁きかける。」

“Even if it isn’t seen, a wind is going around a windmill.
I’m appealing even if the music isn’t seen, I begin to whisper.”

 

J.S.バッハ(ドイツの偉大な作曲家)

 

 

【三方良し〜編曲家としての理念〜】” への6件のフィードバック

  1. 突然のコメント失礼いたします。加納西小学校の保護者です。ワークショップと本公演どちらも観せていただきました。あの校歌を編曲された方がどなたなのか、どうしても知りたくて、いろいろなサイトを経てこちらに辿り着きました。
    校歌、とても良かったです。感動しました。母校でもないですし、子どもが通っているというだけで、特に校歌に対して思い入れもないのですが、前奏を聴いて、この編曲すごい!ってぐっと引き寄せられ、涙が出ました。本当に素敵な曲になっていました。全くの個人的な見方ですが、校歌の伴奏って、いつも何か足りない感じがするって思うんですけど、それが全て満たされたように感じました。子どもの学校の校歌が好きになりました。ありがとうございました。
    これからもご活躍なさってください。

    1. この度はコメントを頂戴し、またワークショップ・本公演に足をお運び下さり、誠にありがとうございます!校歌の編曲、気に入って頂けて何よりです(^^)

      僕自身、自分の母校の校歌をとても愛しており、どうか今の子供達にも「私たちの校歌はこんなに素敵なんだ!」という気持ちを持ってもらいたくて、楽譜を書かせて頂きました。

      ただ、日本センチュリー交響楽団で伺う際にはやはり編曲者ではなく演奏者の一員として参加するため、自身での積極的なアピールは好ましくないように感じております。

      なので、このように保護者の方から励ましのコメントを頂けるのは誠に貴重であり(わざわざお調べ下さったのですから!)、かつ光栄なことと感じております。

      これから先、一人でも多くの方にオーケストラを愛して頂くべく、様々なシーンで編曲家としての活動を広げていく所存ですので、今後とも日本センチュリー交響楽団共々よろしくお願い申し上げますm(_ _)m

      オーケストラはもちろん、私個人でもtwitterやFacebookなどのSNSを使って情報を発信しております。もし宜しければ、差し支えのない範囲で結構ですので、そちらからも応援頂けますと幸いです(o^^o)

      また、生徒さんにも、ありがとうございましたとお伝え下さいませm(_ _)m

      三村 総撤

  2. 釜戸中学の生徒です。今回は素晴らしい演奏を聞かせていただき本当に感謝しています。(*^-^*)ありがとうございました!

    1. 土屋さん、コメントありがとうございます!喜んでもらえて嬉しいです(o^^o)ワークショップの時からみんなの反応がとても良くて、僕らも本公演を楽しみにしていました!

      閉校になってしまうのは寂しいけど、どうかあの素敵な体育館で、あの校歌を最後まで精一杯歌い上げて下さいね!(^∇^)

      また会える日を楽しみにしています(^^)/

      1. 友達と「将来日本センチュリー交響楽団の公演を見に行こう!」と約束しました!必ず見に行きます!公演を聞いているときも、三村さんばかり見ていましたwかっこよかったですよ(*/▽\*)

        1. あら、ありがとう!照れますね(o^^o)気の抜けた顔してなかったら良いんだけど…w

          そして、友達とそんな嬉しい約束もしてくれたんだね!ありがとう(*^^*)もし行く日が決まった時はご一報下さいね!

          ちなみにセンチュリーの主催公演は、30歳以下なら約5000円の席が1500円で聴けますので、是非お若いうちにっ!(・∀・)笑

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