
ジャズって、良いですよね。
好きです。すごく好きです。
ずーっと聴いていられます。
吹くのも好きです。
僕がジャズに興味を持ったのは、確か高校生の時でした。
はっきりとしたきっかけはわかりませんが、父親もジャズが好きでよく色々なものを聴かせてくれていたので、そこから少しずつ惹かれていったのでしょう。
大学の時にはジャズへの興味がもっと強くなっていて、でもホルンがジャズをやる場所なんてあるはずもなく、練習室でテキトーに思うがまま吹いたりしていました。
しかし、大学祭のビッグバンドや同級生たちのバンドに混ぜてもらったり、ホルンアンサンブルのコンサートでアレンジをして演奏したりと、ジャズらしい活動をほんの少しですが行うことができました。
大きな転機がオーケストラに入団後に2つ。
まずは、同級生のサックス奏者である大石くんに「ジャズを教えて下さい」というむちゃくちゃなお願いをしに行ったところ、大変優しく丁寧に遊びながら教えてくれたこと。(よかったら彼のツイッターのフォローして下さいな^^)
もう一つが、プロフィールにも書きましたが、一緒にライブをさせて頂いたクロスオーバーホルニストのKEITAさんとの出会い。
僕が入団当時住んでいた家の近くのライブバー「パインファーム」でライブをするという情報をゲット。
ライブを聴きに行き(すごくいいライブだったこと今でもよく覚えてます)、ライブ終了後にKEITAさんとお話しさせて頂けることに。
三村「僕もジャズやりたいです!( ゚Д゚)」
と厚かましいことを言ってみると
KEITAさん「いいよ!いつにする?」
とのお返事。
そしてその場でパインのマスターとベースの方の予定も確認して、僕の人生初のジャズライブの日があっさり決まりました。
「なんだこの展開の速さは…。」と戸惑いつつ、本格的にジャズの活動を始めることができました。
やっていく中で思ったのは、「とりあえず曲やプレイヤーをたくさん聴いてみろ」ってことでした。
まぁこれはクラシック音楽でも、音楽に限らずどんなことにも通じることと思いますが、まず聴いて、自分が好きだと思う曲やプレイヤーを見つける。
そこから、関連するプレイヤー、作品、楽団なんかを通して少しずつ幅を広げていく。
例えば、僕なら1つの曲を好む傾向にあるので、「枯れ葉」や「But Not for Me」、「Alice in Wonderland」だけでありとあらゆる編成・アレンジの演奏を聴き漁りしました。
実際、その演奏しているバンドの違う演奏を聴いてまた別に好きな曲を見つけることができたり、好きなプレイヤーに巡り合うことがたくさんありました。
なので、
「ジャズって好きだけど何から入っていいのやら…」
「入門編のCD借りたけど逆に曲数が多すぎてよくわからない…」
みたいに、当初の僕みたいな方のために(まぁ、ブログの読者さんにいらっしゃれば、の話ですが^^;)僕が好きなザ・スタンダードな曲を1つずつお伝えしていければと思い、この「JAZZ – My Favorite Number」というブログ企画を始めたわけです。
その記念すべき1曲目は、スタンダード中のスタンダードナンバー「Cute」です。まずは聴いてみましょう。(約6分)
いかがですか?軽快で、タイトル通り可愛らしく、とてもキャッチーなナンバーでしょ?^^
これは個人的にとても思い入れのある曲なんですが、ドラムがフィーチャーされる面白い曲でもあります。
ビッグバンドでもよく演奏されるのですが、作曲者はカウント・ベイシーの初期の作曲家でもあるトランペッターのニール・ヘフティ。
この動画の演奏は、ハーモニカにエレキギター、ピアノ、そしてベースというあまり目にしない編成ですが、不思議と懐かしいような落ち着いたサウンドがします。
低音好きな自分としては、ベースのアドリブが大変ご機嫌で、好き。笑
と言うわけで、第1回目は「Cute」をご紹介させて頂きました。
次回は、「But Not For me」をご紹介したいと思います^^
それでは、Have a nice JAZZ TIME!
BGM:Roy Hargrove Quintet/Strasbourg Saint Denis