今、アレンジをさせて頂いているお仕事に
「山田耕筰メドレー」があります。
山田耕筰の書くメロディは、大変に美しく
かつ、温かい。
西洋の和音のルールに従いながらも
とても日本的な色味を帯びていて、魂を揺さぶられます。
ところで、こちらの童謡・唱歌をご存知でしょうか?
赤とんぼ
ペチカ
あわて床屋
これ全部、山田耕筰の作品なのです。
日本歌曲として声楽の方々によく取り上げられるのは「からたちの花」「この道」ですが
これら童謡・唱歌のように馴染み深い(かつユーモア溢れる)メロディも書いていることを知ると
「音楽室に掲示してある白髪のおじいちゃん」よりも身近に感じられますね。笑
また、山田耕筰は、日本と西洋の音楽の融合を目指していたようで
その集大成と呼ばれる長唄交響曲「鶴亀」という管弦楽作品があります。
(まさかの演奏が都響という豪華さ。笑)
原曲である長唄の作品「鶴亀」に、なんと対位法を用いてオーケストラの伴奏を付けたのだとか。
一度学生の時に演奏いたしましたが
「あぁ、これぞじゃぱにーずすぴりっと!」
と、大変感動いたしました。(言ってるの英語だけど)
日本で初めてオペラ・交響曲を書いたのも、山田耕筰なんだそうです。
そりゃあ音楽室にも教科書にも載りますよね。
「じゃあ、滝廉太郎は?」
…調べておきます(^_^;)笑
〜本日の名言〜
世界で二番目にエベレストを登頂した者の名前は誰も覚えていない。