バズり後記~振り返りと反省点~

【読了時間:5分】


 

2020年5月14日のツイートが自分史上最大にバズり、それにまつわる自分が取ったアクションや想い、結果の考察や感想を記録しました。

 

 

 

あくまでもこの記録の目的は「反省文」「自戒の念」「次への課題」としてまとめておりますことを、予めご了承下さい。

 

 

 

・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

 

 

 

ここ最近、Twitter上で

 

 

 

「#防衛大臣にバレない方法を本気で考える」

 

 

 

というハッシュタグが流行っておりました。

 

 

 

防衛大臣である河野太郎氏のエゴサーチ力の凄さが度々話題に上がっており

 

 

 

そのエゴサーチに負けないよう、いかにしてコンテンツの中に河野太郎氏を隠し、バレないようにするか。

 

 

 

いわばTwitter上のかくれんぼと言ったところでしょう。

 

 

 

恐らく当初は、大臣が自身宛ての質問…と言っても独り言のような、まさに「つぶやき」レベルのものだが

 

 

 

そのツイートを探し出してきて、コメントを付けて引用リツイートをしていたのが始まりだったと推察されます。

 

 

 

 

このまとめサイトを見る限り、2019年10月にはすでに盛り上がっていたよう。となると、随分と長い期間に渡って取り上げられているんだなぁと。

【河野防衛相のエゴサから逃れるチャレンジがTwitterで流行 「河野太郎」を画像や暗号で表してもなぜか捕捉されてしまう】

 

 

 

僕が見たのは5月に入ってからだったので、その試みは随分と難易度を上げていたようです。

↑そもそも本文に河野太郎氏を示す文字情報がない

 

↑パッと見わからず

 

↑これはしばらく画像眺めていても気付かなかった…!

 

 

 

表立ってはバレないことを目的にしているものの、その本質は大臣に見つかることが最終的なゴールとなっているご様子。

 

 

 

 

 

 

最初は楽しんで眺めていたものの、やはりそこはクリエイターの端くれ。

 

 

 

自分も何かやりたくなってくるわけです。

 

 

 

で、皆さん相当高度なことをやってらっしゃるので、自分の土俵でできることはないか…

 

 

 

と考えていたら、なんと我々音楽家には五線紙があるではないか、と気付く。

 

 

 

思い付いたら吉日生活、眠いのそっちのけで作業に耽りました

 

※「耽る」に注釈用のリンクを貼ったのは読まれる方が分からないのではないかという不必要な老婆心ではなく自分が漢字や正しい意味を初めて知ったがための備忘録としてです

 

 

 

で、完成したのがコレ。

 

 

 

 

 

 

 

こうして無事に制作を終え、いざツイートするとなった時に、いくつかの考えが頭をよぎります。

 

 

 

 

 

「#防衛大臣にバレない方法を本気で考える」のハッシュタグをつけるか…?

 

いや、でもこれを付けたらバレて欲しいと自分から言っているようなものでカッコ悪い…

 

でも、これでバレなかったら、もっと恥ずかしいぞ…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

熟考(じゅっこう)の末、導いた答えは

 

 

 

 

 

 

バレるなら、カッコよくバレたい。

 

 

 

 

 

 

自分がこれまでの流れを見ていて思ったのは、大臣である情報を極力少なくした状態でバレるのが、最もカッコよく、またクリエイターとして名誉である、ということ。

 

 

これはあくまでも自分の美的感覚ですが、わざわざ「河野太郎」や「#防衛大臣にバレない方法を本気で考える」というハッシュタグを入れたツイートなんてしたら

 

 

 

「僕こんなの作ったよ!見て見て!」

「ほらほら、すごいでしょ僕のアイデア!」

 

 

 

っていうの丸出しで、ものすごく恥ずかしいし、カッコ悪い。

 

 

 

誰とは申しませんが、そういう大人を間近で見たことがあるので、自分がそうなるのは許しがたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

この通り、大臣にも選択の自由があります。

 

 

 

ただ、リスクの高さは否めないが、今はリスクを取らないほうがリスクと言われる時代。

 

 

 

ここはスルーされることを覚悟で、名前もタグも付けずに行こうと決めます。

 

 

 

 

 

 

…でも本当にバレなかったら辛いから、ヒントとして「バレない」だけ入れておこう←小心者

 

 

 

※熟考にふりがなを振ったのは読まれる方が分からないのではないかという不必要な老婆心ではなく「じゅくこう」だと思い込んでいた自身への戒めのためです

 

 

 

 

 

~余談~

 

ちなみにこれは、カワイが出している「Touch notation」というアプリで作成しました。

 

1200円の有料ですが、無料で配信されている楽譜作成アプリとは段違いに高性能で、ストレスフリーに楽曲制作に勤しむことができます。

 

プレイバック機能も充実しており、ご覧の通り全く4/4ではない楽譜なのに自力でなんとか再現してくれるところが愛おしいところです。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、いざツイート!

 

 

 

最初は友人と「バレるといいねー」みたいな話をラインで会話したりして、あとは(気になってソワソワするけど)放置。

 

 

 

お昼過ぎになって、面白いと思ってくださる方からの反応がぽつぽつ出てきて、それだけでも「あぁ、作って良かったな」と思えました。

 

 

 

 

 

 

…夕方になり、どうかなーやっぱ引っかからなかったかなーと思いつつ、再びTwitterを起動してみると

 

 

 

 

 

 

!?(・_・;)

 

 

 

2020年5月14日18時35分、大臣にRTして頂きました。笑

 

 

 

同年同日8時12分にツイートしてから、およそ10時間後の出来事。

 

 

 

これは嬉しい。おもわずスクショするほどには嬉しい。

 

 

 

でも、案外冷静でもありました。

 

 

 

ここで、考えたのが

 

 

 

「どうせなら、このバズりを最大限に生かして、仲間にも波及させたい。」

 

 

 

恐らく、キングコングの西野さんのことを調べていたこともあって、「巻き込む」という思考回路に火がついていたようです。

 

 

 

「せっかく楽譜を書けるのだから、音楽仲間に実演してもらい、その仲間のアクセス数やフォロワー数も増やせたら」

 

 

 

そう思って早速、楽譜制作の作業に取り掛かりました。

 

 

 

ピアノの演奏は贅沢にも、のだめコンサートのピアニストとして、若手ソリストとして、そして一児の母として活躍中の長富彩さんにお願いいたしました。

 

 

 

 

 

こんな、いちホルン吹きのしょうもない企画にも関わらず、今をときめくピアニストさんにご快諾して頂いて、まさに友達の職権濫用。笑

 

 

 

とても素敵に演奏して頂くことができ、なんとこちらの大臣にリツイートして頂くことができ、多くの方の目に耳に届けることができました。

 

 

 

ところが、投稿した最初は思ったよりも反応が鈍かったのです。

 

 

 

 

 

 

考えられる原因は1つ、僕の思い込みによる大きな勘違いでした。

 

 

 

最初に投稿した楽譜。

 

 

 

 

これを僕は「曲ではなく音列である」と認識していました。

 

 

 

便宜上の拍子が置いてあるだけで小節も存在せず、ピアノ1台で弾くには音が多過ぎる。

 

 

 

だから、「ピアノ1台で演奏できるようにアレンジを施し『曲』にする必要がある」と考えました。

 

 

 

しかし、元のコンテンツを見て反応を下さった方々は、僕の考えと真逆。

 

 

 

それそのものを既に「曲」としてみなしていたのです。

 

 

 

「音楽業界の常識は一般には通用しない」とは以前耳にした言葉なのですが、この現象は僕にとってまさにその言葉通り。

 

 

 

「原曲」を面白いと思った人々が次に期待していたのは、「人間による原曲の再現」であったのは、大臣のリツイートが証明しています。

 

 

 

「別な切り口による新たな表現」は、どうやらその次のステップだったようです。

 

 

 

 

 

 

僕の頭の固さや、思い込みの強さが如実に露呈した出来事でした。これは大きな反省点。

 

 

 

しかし、彩さんに演奏頂いた動画・そのピアノ譜も大臣にリツイートして頂くことができ、多くの方の元に彩さんの演奏を見聞きして頂くことができました。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過去の投稿を全て見ていないので定かではありませんが、一人のユーザーが複数回リツイートされるのは、恐らく稀な出来事と個人的には感じています。

 

 

 

1両日中に合計3回もリツイートして頂けた僕は調子に乗って

 

 

 

「この(個人的には)大きなムーブメントをもっと拡大させたら面白いんじゃないか!?」

 

 

 

と見事に思い(込み)、管弦楽版を作ってTwitter上の人たちに演奏してもらって、作品を完成させようと考えました。

 

このプロジェクト、本当は僕一人でやり取りや動画編集を行うつもりで立ち上げたのですが、さすがに不可能であることに気が付き(やる前に気付け)

 

 

 

今のところ「やりたい方はやって下さい」的な丸投げ状態で、今のところ実演はされていません。

 

 

 

実は、この管弦楽版を作ったきっかけも、この一連の流れをご覧になっているユーザーさんのコメント

 

 

 

「オーケストラとかになったら面白いかも」

 

 

 

という一言を目にして、やってみようと思い立ちました。

 

 

 

 

 

 

同じキッカケで

 

 

 

「合唱版もあればいいのに」

 

 

 

というコメントも頂いたので、本当は管弦楽版で終わりにしようと思っていたのですが、最後のあがきで合唱版も作成。

 

 

 

ここでもまた、プロのオペラ歌手の皆様のお力をお借りして、アカペラ合唱版を作成、実演して頂きました。

 

 

 

もちろん、この動画を通して歌手の皆様にとって良い流れが生み出せたら、という気持ちで取り組みました。

 

 

 

しかしながら、「いつも同じ柳の下にドジョウはいない」

 

 

 

残念ながらこれがリツイートされることはありませんでした。

 

 

 

 

 

 

長く続けてきた河野太郎のテーマ・プロジェクトは、これにて完結。

 

 

 

本当にご協力・ご出演して下さった皆様には感謝ですm(__)m

 

 

 

 

 

 

このバズりを通して学んだことは

 

 

 

 

 

 

Twitterはとにかく鮮度、スピードとタイミングが命

 

②自分の思い込みの強さ、客観性の弱さ

 

③効果を最大限にするためには、思い付きで即行動するのではなく、先を見越した上でストーリーを組みたてることの大切さ(誰をどうやって巻き込むかも含む)

 

 

 

 

 

 

主にこの3つ。

 

 

 

僕の場合の「バズり」は、それがたまたま多くの方の目につくフィールドへ流れていった結果、多くの方の「共感」「興味」を得られたにすぎません。

 

 

 

では、オーケストラの一団員として、また一人のホルンとして、いかに「良質なコンテンツ」を多くの方へ「効果的に届ける」か?

 

 

 

これを自分の課題として新たに持とうと思います。

 

 

 

いわゆるマーケティングの分野になるのでしょう、とても勉強になるいい機会を頂くことができました。

 

 

 

この経験を生かして、本業であるホルンでも多くの方に楽しんで・喜んで頂けるコンテンツを発信していけるよう精進して参りますので、引き続きこれからもよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

最後に1つだけ。

 

 

 

本企画は、何ら政治的なメッセージや意味合いは含んでおりません。

 

 

 

あくまでも河野太郎氏の名前を楽譜に変換した時に偶然生まれた音楽の可能性の追求をした結果であり、ご出演下さった演奏家の皆様に於いてもそれは同義でありますことを、ここに明言させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

そして、ここからは僕個人の思いです。

 

 

 

僕の父は元陸上自衛隊中央音楽隊のハーピストであり、子供の頃からこの音楽隊を通して「自衛隊」というものに慣れ親しんできました。

 

 

 

定期演奏会や日本武道館で毎年行われている音楽祭り、国を代表しての国賓の歓迎演奏、その他国の行事に関わる演奏に携わってきた父や隊員の皆さんの姿は、大人になった今でも誇らしく、純粋にカッコいいと感じています。

 

 

 

そんな経験から、僕は自衛隊に対してはとてもポジティヴな感情を持っており、自衛隊の管理・運営をしている防衛省の長である河野太郎氏にも、Twitterでのユーモア溢れるアクションも相まって、とても好意的です。

 

 

 

僕の目では全ての角度を見ることができていないことは承知の上で、綴らせて頂きました。

 

 

 

自分にできることを、誠意をもって、精一杯。

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

~本日の名言~

我々は、過去の経験に「どのような意味付けを施すか」によって、自らの生を決定している。

アルフレッド・アドラー

 

 

 

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