そういえば、筋トレの後に有酸素運動をすると痩せる(つまり脂肪燃焼)効果が大きいことを、思い出す。
思い出してばっかりだ。
つまり、知っていたのに今までただやってこなかっただけなのだ。
自分の怠慢さ加減に腹が立つ。
昔、合気道を習っていた時、師範から
「頭にくるのではなく、腹が立つようにしなさい。」
と言われたことを思い出した。
腹が立てば、頭は冷静なままだし、いつかストンと腹に落ちる。
頭にくるとそれはもう冷静ではいられないので、どうしようにもなくなってしまう。
と、そんな説明も聞いた記憶がある。
それに大層納得していた自分は、それ以降、何か怒りたくなるようなことを表現する時には「腹が立つ」という言い方をするようにしている。
ただ、実際に自分が何かに怒っている時は頭にきていることもあるだろう。それをコントロールするためにも筋トレで鍛錬するのだ。
その有酸素運動だが、例えばウォーキングにせよランニングにせよ、外へ出る準備をして行う、ということがなんとも面倒くさいのである。
筋トレを終えて、できればすぐにでも取り掛かりたいのだ。そのハードルを下げないと、また途中で投げ出すことになってしまう。
なので、室内でできる有酸素運動を探したところ
「エア縄跳び」
とやらを見つけた。
これは文字の通り、縄を持たずに、でも動きは縄跳びの動作を行うものである。
これはいい。道具も不要で時間も場所も天気も選ばない。
というわけで、筋トレを終えた後にはこのエア縄跳びでルーティンを完成させることにした。
時間は10~30分が理想らしいが、そんなにずっとピョンピョン跳んでいても面白くないので、最初は1分程度にしようと思う。
なにせ続けることが大事なのだ。
日に日にやりたいことが増えていく。
これは、誠にいい傾向だ。
最初っから「朝の習慣も全部やって筋トレも完璧に回数をこなす!」と決めてかかると、できなかった時のダメージが大きすぎて、すぐに投げやる。
それよりも、人間が本質的に持っている「欲求」をうまく利用することが大事だ。
少し足りないぐらい、あるいは全然足りてなくても、続けていたらそのうち
「今日はもうちょっとやってみようかな…」
と自然発生的に欲求が顔を出してくる。
人間の本質を理解し、うまく付き合い、結果を早く求めすぎなければ、大抵のことは成功させられる。
そんな気がしてきた。
プリケツになるまで、あと85日。